ところで
YACEPとはなんですか?
なんか最近急に聞くようになったけど・・・
YACEPとはRYT200, RYT500の更新に必要となる講習を行える提供者です
全米ヨガアライアンスは、2016年からRYT200以上のインストラクターに、3年間に30時間の講習の義務を課しました。そのうち、10時間はYACEP (Yoga Alliance Continuing Education Provider, 全米ヨガアライアンス継続学習提供者)で行う必要があります。
YACEPはどこにありますか?
YACEPの登録者は全米ヨガアライアンスのページで検索することが出来ますし、開講状況を公開していれば、そちらで講習を探すことも出来ます。また、グーグルなどの検索でYACEPなどとお近くの地名をご入力頂くと、見つけることができるかと思います。
RYT200をとったスクールで、登録までする必要はないって言われたんですけど
無事180時間の講習を終え、RYT200の修了証をもらったけど、そのままにしている方はおられませんか?もし、今後ヨガ関連のお仕事をする可能性があるのであれば、すぐにでも全米ヨガアライアンスへの登録を行っておいた方がよいと思います。
RYT200の修了証は、自動車免許で言えば、教習所を卒業した段階です。免許という形にしておくには、全米ヨガアライアンスへの登録が必要です。
年会費もたった65ドルですし、登録のURLを示すだけで、自分のヨガインストラクターとしての経歴を示すことができます。英語のページで、検索する人がいないからいらないと言われるスクールも多いようですが、やや危険な助言かと思います。
いつでも好きな時に登録できるって言われました
RYT200スクールの中には、全米ヨガアライアンスへの登録はいつでもできるから、ヨガインストラクターとして、仕事を始める時に登録すればいいよと勧めているところもあるようですが、ぼっこでは卒業後すぐに登録することを強くお勧めしています。
それは、次の2つの理由により、いつでも登録できなくなる可能性があるからです。
RYT200の全米ヨガアライアンスへの登録は、修了証の画像のアップロードが卒業校のページに転送され、卒業校がそれを見て承認することで達成されます。つまり、卒業したスクールが廃業してしまうと、登録が困難になります。そんなことは、そんなにないと思われるかもしれませんが、ぼっこの近隣でもつい最近全米ヨガアライアンス認定校が廃業されましたし、個人のスクールでとった人の修了証の発行者個人を検索すると故人になっていたケースもありました。むしろ、10年続くビジネスは10パーセントなどと言われている時代ですから、過信は禁物です。もちろん、一旦全米ヨガアライアンスに登録してしまえば、その後、卒業校が廃校しても何の関係もありません。
全米ヨガアライアンスは、2016年のYACEPの導入、2019年のRYT200シラバスの厳格化と矢継ぎ早に、改革を行ってきています。これは、全米ヨガアライアンスも発足20年の経過で、システムの老朽化や形骸化を感じている証拠です。
YACEPは自動車免許で言えば、3年に1度の更新制度を作ったということです。更新制度ができたのに、修了証があれば、いつでも登録できるという状態を看過し続けるでしょうか。いずれは、修了証の有効期限という話になってくるのではないかと思います。
いくら全米ヨガアライアンスが、営利を目的としていないとしても、ウエブサイトの維持や、シラバスの添削など、当然経費はかかります。そんな中、毎年65ドルの年会費で支えてくれている人と、修了証だけあるからRYT200の講師だと主張する、全米ヨガアライアンスから見たらただ乗りしている人をいつまでも同じ扱いにする事はないのではないかと思います。
結論
以上の理由から、ぼっこではRYT200修了後は、すぐに全米ヨガアライアンスに登録し、3年に1度の継続学習制度もクリアしていくことをお勧めしています。